面白い兵器
戦艦 バージニア級
主砲塔の上に、副砲塔を一体化した二重砲塔の戦艦。
副砲は、主砲と別の方向に指向出来ないが、仰角だけは独立している。
何故、こんな事をしたかと言うと、この配置により軽量化を行い、
その分の重量を装甲の強化に振り向ける為である。
しかし、
「副砲を射撃をすると、爆風によって、主砲の射撃に影響を及ぼす。その逆も然り。」
「砲塔を敵弾が貫通した場合、主砲と副砲の両方とも破壊される。」
「同時に、別々の目標を射撃出来ない。」
という欠点にもなった。
また、主砲と副砲の2つの重さの為、砲塔の旋回が遅いと推測される。
二重砲塔を採用して、本艦と同じ利点と欠点を経験済だったりする。
アメリカ海軍は、より進んだ爆風対策で、その悪影響を無くせると思っていたが、結局は、
問題を解決できなかった。
しかし、その失敗の経験は、後に、世界初の背負い式の戦艦を生み出す原動力となった。
ちなみに、本バージニア級は、元々、普通の砲塔だったが、途中から、二重砲塔に改造された経緯を持つ。
MiG-9 ファーゴ
ジェット・エンジンの空気取り入れ口の前に機関砲を装備した為、高度7000メートル以上で、
機関砲を撃つとジェット・エンジンが止まる欠陥機。
この欠陥にも関わらず、約1000機を生産するまで、改善しなかったのは何故なんだ?
欠陥を除けば、性能は良かったとの事。
MiG-21
有名な戦闘機なので、「MiG-21のどこが面白いの?」と言われそうだが、実は、
低空で1秒あたり90度以上ロールすると、初期型の場合は回転が止まらなくなる欠陥が有る。
(後期型の場合でも、完全には改善されなかった)
また、機内燃料を、主に、重心の前方に積んでいる為、燃料を消費するに従って、
重心が後方に移動する。
その為、機内燃料が1/5未満になると、バランスを崩して墜落する。
ただし、見た目は、いかにも、やられメカだが、運動性は非常に高く、
これを全面的に凌ぐ機体はF-16の登場まで存在しなかった。
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